空気清浄器のフィルターにビッシリと張り付く、ホコリ。
空気中には様々なホコリが舞っており、呼吸をするたびにかなりの量のホコリを吸い込んでいるといいます。
さらに、精密機械などに入り込み、故障の原因にもなります。
ところで、このホコリ。地球上から完全に無くなると、どうなってしまうのでしょうか?
実はなんと、雨が降らなくなる可能性があると言われています。
まず、雲の出来方を簡単に説明しましょう。
雲は、空気中の水蒸気が、上昇気流やその他の要因により、空の高い所まで上昇。
空の高い所、つまり気圧の低い所にいくと、空気は膨張。温度が下がります。
すると当然水蒸気は水に。その水の粒が雲となって、大きくなると重くなり、雨となって降って来るのです。
しかし、この水蒸気が水になるためには、核となるものが無くてはなりません。
その核(凝固核)こそが、普段わたし達が「ホコリ」と呼んでいる小さな粒たちなのです。
ですので、ホコリが無ければ雲も出来ず、イコール雨も降らない、と言うわけです。
地球上には、宇宙には、無駄な物など1つも無い、と言う良い一例でしょうか?