2013年08月

 局地的な激しい雨による被害が報じられる一方で、ダムの貯水率は上がらず
各地で水不足が深刻化しています。

 久米島では13年ぶり、大分市では60年ぶり雨乞いの神事が復活し、東京
都では明日から人工降雨装置を試運転する予定です。稼働すれば12年ぶりの
ことだそうです。

 都心から約65km離れた奥多摩周辺にある降雨装置は、水蒸気と結び付き
やすいヨウ化銀の混合液を燃焼させて、細かい粒子を含む煙を雲に向かって放
出し、上空の雨雲の中で人工的に氷結晶の核をつくり、雨を降らせるというも
のです。

 ちなみに、中国では人工降雨をもっと大規模に運用しています。2008年
の北京五輪の際は開会式が雷雨予報でしたが、開会式の数時間前にヨー化銀を
積んだ小型ロケット約1100発を雨雲に打ち込み、雨雲が北京上空に流れて
くる前に人工的に雨を降らせて雲を消散させ(人工消雨)、開会式の時間帯の
北京上空を晴れにしたという実績があります(実際の因果関係は不明)。

 尚、中国の東部一帯では現在、記録的な猛暑と少雨による干ばつが深刻化し
ています。そのため、各地で人工降雨ロケットの打ち上げが相次いでおり、ロ
ケットを打ち上げない自治体では打ち上げ実施を求めて暴動が発生しているそ
うです。

こんばんは。養生堂です。

イメージ 1


 今日8月16日は月遅れ盆の送り火の日で、お盆に帰ってこられたご先祖の
御霊をあの世に送るために火を灯します。

 海や川にあっては「灯籠流し(精霊流し)」、山にあっては京都の「大文字
五山送り火」が最も有名な送り火です。

 ご先祖の御霊が帰路につくのと時を同じくして、現世では故郷や行楽地で過
ごした人たちのUターンラッシュが続いています。

 高速道路では今日も30km前後の渋滞が発生しているようですが、今年は
猛暑のため車内にいても熱中症に注意が必要で、休憩をとり、まめに水分を補
給することが大切です。

 また、大気が不安定なため突然激しい雨に襲われることもあります。1時間
に20ミリ以上の強い雨が降ると車のワイパーを最も速くしても前が見えづら
くなり、高速走行時に1時間に30ミリ以上の激しい雨に見舞われますと、車
輪と路面の間に生じた水膜によってブレーキやハンドルが効かなくなる「ハイ
ドロプレーニング現象」の恐れがありますので注意が必要です。

 ちなみに、日本で過去最長の渋滞は、1995年12月27日に発生した総
延長154kmの渋滞です。ゲリラ豪雪による通行止めの影響で、名神高速の
秦荘PA(滋賀県)を先頭に岐阜県を超え東名高速の赤塚PA(愛知県)まで
車列が連なり、渋滞の解消に23時間かかったそうです。

↑このページのトップヘ