2013年07月

 猛烈な暑さが連日続いています。最高気温が35度以上(猛暑日)になるこ
とが予想される場合に発表される「高温注意情報」も連日のように聞いていま
す。

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 ところで、人間は発汗してその汗が蒸発する際の気化熱によって体温調節を
行っていますが、湿度が高い環境では汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発し
なくなり、体内の熱を放散することができなくなってしまいます。ゆえに湿度
が高い暑い日、暑い部屋では熱中症になりやすいため注意が必要です。

 ちなみに、熱中症は症状によって以下の3段階に分類されており、「熱射病
」と言われる重症型熱中症は、死亡率が30%に達する極めて危険な病態です。


 1(軽症) ・体に力が入らなかったり、こむら返り(ふくらはぎや足の裏
        の筋肉などが突然痙攣を起こし、強い痛みを伴うこと)。

        ※多量の発汗の中、塩分などの電解質が入っていない水のみ
         を補給した場合に起こりやすい。

       ・立ちくらみや数秒程度の失神。

        ※運動をやめた直後に起こることが多い。


 2(中等症)・顔面蒼白、めまい感、疲労感、虚脱感、頭痛、失神、吐き気、
        嘔吐などのいくつかの症状が重なる。


 3(重症) ・意識障害や過呼吸、立てないなどの症状が、中等症の症状と
        重なり合って起こる。


 なお、熱中症予防の観点から暑さに対して我慢は禁物です。外出を控えたり、
冷房を適切に利用することも大切です。気象庁などが発表している気温は、照
り返しが少ない環境での日陰の気温です。下からの照り返しが強く、しかも炎
天下では、天気予報等で言われている気温よりもかなり高い気温となりますの
くれぐれも注意が必要です。

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 中東やアフリカ、および東南アジアのイスラム諸国では、7月10日から約
1カ月間続く「ラマダン」に入りました。

 ほとんどの宗教では内面的な信仰を裏付ける証拠として一定の行為が要求さ
れますが、イスラム教においてのそれは、信仰告白、礼拝、喜捨、巡礼、斎戒
の五行であり、イスラム教徒としての行動を規定した斎戒の一つが断食(サウ
ム)です。

 イスラム暦(ヒジュラ暦)で9番目の月は最もな神聖な月「ラマダン」で、
この月に断食が行われるためラマダン=断食との認識が浸透しています。また、
株式市場では「ラマダン入りで、オイルマネーの流入が細るのでは」との文脈
でよく登場しますので投資家の間でもよく知られたイベントです。

 ちなみに、イスラム暦は月の満ち欠けを基準した純粋な太陰暦であるため、
一年の長さは354日と太陽暦よりもやや短く、しかも閏月による補正を行わ
ないため、私たちが普段使っている太陽暦(西暦、グレゴリオ暦)とは1年に
11日程度のズレが生じることになります。そのためラマダンの時期も毎年異
なり、およそ33年で季節が一巡します。

 この期間に断食を行うことで罪を償い、さらには欲望を自制し、辛苦を乗り
越え、忍耐力を学ぶところに意味があるとされ、貧富にかかわらず平等を意識
付け、連帯感を培う狙いもあるとされています。また、この期間の善行は徳が
多いとされ、過激派の一部では「聖戦」が活発化することもあります。

 ラマダン=断食=苦行というイメージがありますが、断食は日没までで、夜
は糧と生の喜びを享受する時間となり、日が沈んでから明けるまでの間に1日
分の食事をとることが普通です。

 なお、大相撲名古屋場所が連日盛り上がりを見せていますが、西十両9枚目
の大砂嵐関はエジプト出身のイスラム教徒で、世界中のイスラム教徒と同じく
今日からラマダンに入りました。日中の食事が禁じられているため、日が沈ん
でからと日が昇る前の食事で気力・体力を維持するそうです。

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