2012年09月

ところで。、漢字で『無花果』と書いて『イチジク』。不老長寿の果物とも
呼ばれ、果実の内側に花があり、外側からは見えないことから漢字では『無花
果』と書くそうです。そのイチジクがそろそろ出荷の最盛期を迎えます。旧約
聖書にも登場するなど歴史の古い果物で、世界中で栽培されています。

 国内では愛知、和歌山、福岡など温暖な土地で盛んですが、1日に1果熟す
ことから「一熟」と呼ばれた・・・等々、名前の由来には諸説があります。

 聖書にもたびたび登場する「イチジク」は世界最古の栽培果樹といわれ、エ
デンの園でアダムとイブが食べた禁断の果実はイチジクという説があります。
一般的にはリンゴと思われていますが、当時の中東ではリンゴが採れなかった
ことや、アダムとイブが恥ずかしくて前を隠していた幅の広い葉っぱがイチジ
クの葉として描かれているからだそうです。

 店先で選ぶ際は、ふっくらと大きくて果皮に張りと弾力があり、香りのよい
ものが良いそうです。へたの切り口に白い液がついているものは新鮮な証拠で、
お尻の部分が裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色に染まると食べ頃です。

暑さ寒さも彼岸までの言い伝えどおり、暑さが収まり秋の気配が色濃くなっ
てきました。

 先日の土曜日は秋分の日で、彼岸のお中日でした。昼と夜の長さが等しく、
日がほぼ真西に沈む秋分の日(春分も同様)は、西方にある極楽浄土(彼岸)
に一番近い日とされ、この時期に先祖を供養するのが今も続く慣わしです。

 墓地に行きますと彼岸花をよく目にしますが、日本に存在する彼岸花の遺伝
子は全て同一で、中国から伝わった1株の球根から日本全国に広まったものだ
そうです。

 燃えるような花色の彼岸花は、秋の彼岸の頃に咲く花ゆえにこの名がついた
といわれますが、この花の特異性からいくつかの異名があります。

 根に毒を持つ花なのですが、食料難の時は澱粉が豊富な根を食用にすること
もあったそうです。毒抜きが十分でないとあたることも多く、彼岸(死)の花
という説もあります。

 昔は土葬で、ネズミや獣が土葬された死体を荒らすのを防ぐために、根に毒
を持つ彼岸花が墓地の周辺に植えられていたことから「地獄花」「死人花(し
びとばな)」といった呼び名もあります。葉も何もない状態から一晩で茎が伸
び、パッと花を咲かせる神秘的な花で、「幽霊花」との異名もあります。

 また、有毒の彼岸花を子供が安易に触らないようにとの親心から、「家に持
って帰ると火事になる」などと言われたりもしました。

 彼岸花は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の名でも親しまれていますが、こ
れは「天上界に咲く小さな赤い花」という意味のサンスクリット語の音写で、
仏教の経典には吉事の兆しにこの赤い花(曼珠沙華)が天から降りてくるとあ
ります。

 ちなみに、曼珠沙華はその美しさから、海の女神を意味する「リコリス」と
いう学名を持ちます。


 赤城乳業が9月4日に売り出した新製品「ガリガリ君リッチコーンポタージ
ュ」は、あまりの人気に生産が追い付かず、発売からわずか3日で販売休止の
事態となりました。

 このような例は意外と多く、明治の高級アイスクリーム「Gran(グラン
)」シリーズの4商品も、8月27日の発売直後から注文が殺到し、2週間後
には販売の一時休止がアナウンスされました。

 9月1日発売開始の日清食品冷凍の「カップヌードルおにぎり」と「チキン
ラーメンおにぎり」も、会社計画を上回る需要で供給が追い付かず、会社側は
一昨日「供給体制を整えるため」として販売休止を発表しています。

 いずれも口コミで評判が広がり人気が過熱してゆきました。興味ある話題が
あっという間に拡大する交流サイト(SNS)などのネットの影響も大きいと
言えます。「ガリガリ君リッチコーンポタージュ」がいい例で、SNSで話題
にする人が増え、またたく間に店頭から商品が姿を消しました。

 インターネットの普及とSNSの拡大で情報の伝搬速度は飛躍的に高まった
ことにより、同じ目的で広範囲に大勢の人間を動員することが容易になりまし
た。

 北アフリカや中東における民主化運動「アラブの春」もそうですし、最近で
はイスラム世界における反米デモや中国における反日デモなどもそうです。

9.11テロ11周年の日の夜、リビア東部の都市で米領事館が襲撃され、駐
リビア米国大使を含む4人の大使館職員がロケット弾攻撃で死亡しました。

 この事件を受けてオバマ米大統領は緊急の演説を行い、襲撃を「最大限の強い
言葉で非難する」とし、「襲撃犯らに裁きを下す」と宣言。約50人の海兵隊テ
ロ対策チームを急ぎリビアに派遣、ミサイル駆逐艦2隻もリビア沖に向かってい
ると報じられています。

 ところで、世界には様々な宗教がありますが、キリスト教、イスラム教、仏教
が世界の三大宗教といわれます。インドやネパールで多数派を占めるヒンズー教
は、信者の数では世界で3番目の宗教ですが、信者分布が広範囲であるという点
で仏教が三大宗教の一つとして数えられています。

 世界の総人口に占める割合はキリスト教徒が約33%、イスラム教徒が約20
%、仏教徒が約6%となっており、キリスト教のカトリックとイスラム教スンニ
派の信者は約10億人でほぼ拮抗しています。

 ちなみに、新約聖書巻頭のマタイによる福音書ではイエスに連なる系図を長い
行を割いて紹介していますが、マタイの福音書の冒頭に登場する預言者アブラハ
ムはユダヤ人に加えて全てのアラブ人の系譜上の祖とされています。そのためキ
リスト教とユダヤ教、イスラム教の三宗教を称して「アブラハムの宗教」と呼び
ます。

 海外において現地の人を理解するには、その人々の宗教を理解する必要がある
ということがよく言われます。また、「宗教の話はするな」との言葉があります
ように、話題としては非常にナーバスなテーマでもあります。

 今回のリビアにおける襲撃事件の発端となったのは、「イノセンス・オブ・ム
スリム(イスラム教徒の無邪気さ)」という映画で、以前イスラム教の聖典コー
ランを焼却すると発表して話題になった牧師が宣伝に関与しているとされます。

 イスラム教の預言者ムハンマドを風刺したその映画は、イスラム教徒が到底受
け入れることのできない内容であり、アラブ世界で抗議運動が拡大。リビアでの
事件の前にエジプトでも反米勢力の結集が呼びかけられています。

 新たに浮上したこの問題に対する対応と結果が、米大統領選挙に多大な影響を
及ぼす可能性もあります。

 「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど栄養価が高い「
柿」。そろそろその「柿」が出回る頃となりました。歴史のある果物だけに柿
にまつわる日本の食文化は多様です。生で食べたり、干し柿にしたりするほか、
柿の葉ずしや柿ようかんなど食材として広く用いられています。

 その「柿」(かき)という言葉は欧州でも通じる名称で、日本と同じく「カ
キ」と発音されるそうです。欧州に知られたのは江戸時代で、18世紀末にス
ウェーデンの学者のツーンベリーが日本を訪れ、初めて見る柿に興味を示した
ことがきっかけだそうです。

 珍しさのあまり、神々の食べる果物という意味を示す「ディオスピロス・カ
キ」と名づけました。今でもスペインやイタリアでは甘柿をデザートとして珍
重して食べるそうです。柿の生産量ベストスリーは、和歌山県、奈良県、福岡
県の順となっています。

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