2012年08月


 この程、政府は南海トラフ地震(東海、東南海、南海3連動地震)の被害想
定(推計)を改訂しました。

 これまでの被害想定は過去数百年間に発生した地震を基に推計されてきまし
たが、先の東日本大震災はそれらの想定をはるかに上回る規模で起きたことか
ら、千年に1回しか起きないような巨大地震まで想定し推計し直したのが今回
の数値です。

 ちなみに2003年時の推計では、悪条件が重なった場合での最大死者数は
2万4700人、建物全壊は94万0200棟と想定されていましたが、今回
の推計では最大死者数32万3000人(前回推計比約13倍)、建物全壊は
238万6000棟(同約2.5倍)となっています。津波は場所によっては
最短2分で到達。高知県黒潮町を襲う津波の高さは、最大で34メートルに達
するだろうと想定されています。

 ただただ茫然、愕然とする衝撃的なデータです。しかしながら、内閣府の有
識者検討会は上記のような被害想定を行う一方で、減災に努め、1秒でも早く
安全なところへ逃げれば、最悪のケースとして見積もった死者数32万人とい
う数値は5分の1以下にまで減らすことが可能だとしています。

 全死者数の7割を占める津波による死者数は、地震発生から10分以内に全
員が避難を開始し、既存のビルを津波避難用に活用できれば、被害は想定の2
割程度(8割減)にとどめることができると推計。また、建物の倒壊による被
害を防ぐには古い住宅の補強や建て替えなどの「耐震化」が有効で、79%の
耐震化率(2008年時点、全国)を今後引上げれば、建物倒壊は現在の想定
よりもかなり軽減でき、結果、建物倒壊による死者数も大幅に減らすことが可
能だとしています。

 尚、今回公表された被害想定の基となる地震は、南海トラフに震源域が連な
る東海(30年以内の発生確率88%)、東南海(同70%程度)、南海(同
60%程度)の各地震とは切迫度は別個のもので、発生確率は極めて低くても
起りうる「最大級の巨大地震」を想定したものです。



 本日は「処暑」(しょしょ)。暑さが峠を越して後退し始める頃で、朝夕は
涼しい風が吹き渡り、気持ちの良い時期となります。

 1975年の本日には、当時としては日本最長の自動車トンネル「中央自動
車道恵那山トンネル」が開通しました。延長約8.5キロです。現在の道路ト
ンネルで日本最長は、利根郡みなかみ町の谷川岳PAと南魚沼郡湯沢町の土樽
PAの間にあり、谷川岳を貫通している「関越トンネル」です。延長約11キ
ロです。


 ところで、連日の暑さで夏バテの方もたくさんいらっしゃると思います。睡
眠も浅く、食欲も減退となる訳ですが、疲労回復に効果的なのが「ピーマン」
です。

 今ではハウス栽培で1年中出回っていますが、本来の旬は夏。唐辛子を品種
改良し、食べやすくしたのがピーマンで、蒸し暑いこの時期には目に鮮やかな
緑が食欲を与えてくれます。

 ピーマン100g中のビタミンC含有量は約80mgと豊富で、中ぐらいの
大きさのピーマン4個で1日に必要なビタミンCがとれるそうです。しかも、
ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴。夏バテ予防に試して
みる価値がありそうです。選ぶ際には、色が濃くて表面にツヤがあり、果肉が
厚めのものが良いそうです。



 栄光と挫折、歓喜と涙。数々の名場面と記録を生んだロンドン・オリンピッ
クが幕を閉じました。

 観ている者に感動と勇気を与えてくれた日本選手団の活躍を支えたモノ・技
術は数ありますが、味の素の「アミノバイタル」もその一つです。

 人間の体は約60%が水分で、残り40%の半分(20%)がタンパク質で
できています。つまり、体重50kgの人の場合、タンパク質が約10kを占
めており、主に筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラー
ゲンなど、体の重要な組織をつくっています。

 このタンパク質を構成している成分が、わずか20種類のアミノ酸(バリン、
ロイシン、イソロイシン等)です。

 20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できないため食事から摂取する必要
がある9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。食事から摂取したタ
ンパク質は体内でアミノ酸に分解され吸収された後、体内で再びタンパク質に
組み換えられます。

 口から摂取したたんぱく質が分解・吸収されるまでに通常は3~4時間かか
りますが、それを30分で補給可能にしたのが味の素の独自技術「アミノバイ
タル」です。

 ちなみに、医薬品としてのアミノ酸は、手術後の患者の栄養療法などに不可
欠なものとなっており、味の素は世界のアミノ酸輸液市場で約6割のシェアを
握ります。

 今回、ロンドン・オリンピック日本代表選手団専用として独占的に供給され
たアミノ酸サプリメント「アミノバイタル」GOLD〈ロンドンスペシャル〉
は、過酷な練習やトレーニング後にアスリートたちが感じる「きつさ」、それ
によって継続した運動実施に支障をきたすという課題を解決するために筑波大
学との共同研究で開発された製品です。

 オリンピック終了後に筑波大学が学術的な見地からアミノバイタルの有効性
をまとめるとしており、今は非売品で手に入りませんが、8月27日から全国
で発売されるそうです。

明日から帰省ラッシュが始まります。高速道路の下り線は11日・12日が
混雑のピークで、上りは14日・15日と予想されています。

 ところで、グルメ情報サイトを運営する「ぐるなび」が、首都圏(東京都、
神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の人に、実家・地方の親戚への東京土産は何
を買っていくか聞いたところ(3つまで選択可)、下記のような結果になって
います。

  【男性】

   1位 東京ばな奈            38.7%

   2位 ねんりん家のバームクーヘン    20.2%

   3位 舟和の芋ようかん         20.2%

   4位 虎屋の羊羹            15.3%

   5位 ガトーフェスタ・ハラダのラスク  11.8%


  【女性】

   1位 ねんりん家のバームクーヘン    34.9%

   2位 東京ばな奈            29.6%

   3位 ガトーフェスタ・ハラダのラスク  18.2%

   4位 ピエール・エルメ・パリのマカロン 15.5%

   5位 東京ラスクのシュガーラスク    14.9%


 「東京ばな奈」はデビューから21年が経過し、東京土産としてすっかり定
着しました。今年は東京スカイツリータウン限定のひょう柄ばな奈「東京ばな
奈ツリー チョコバナナ味」も登場し、バリエーションを広げています。

 「ねんりん家のバームクーヘン」はここ数年で台頭してきた新興勢力で、広
い年代の女性に支持されています。ちなみに、「東京ばな奈」も「ねんりん家
のバームクーヘン」も製造元は同じです。

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