栄光と挫折、歓喜と涙。数々の名場面と記録を生んだロンドン・オリンピッ
クが幕を閉じました。

 観ている者に感動と勇気を与えてくれた日本選手団の活躍を支えたモノ・技
術は数ありますが、味の素の「アミノバイタル」もその一つです。

 人間の体は約60%が水分で、残り40%の半分(20%)がタンパク質で
できています。つまり、体重50kgの人の場合、タンパク質が約10kを占
めており、主に筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラー
ゲンなど、体の重要な組織をつくっています。

 このタンパク質を構成している成分が、わずか20種類のアミノ酸(バリン、
ロイシン、イソロイシン等)です。

 20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できないため食事から摂取する必要
がある9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。食事から摂取したタ
ンパク質は体内でアミノ酸に分解され吸収された後、体内で再びタンパク質に
組み換えられます。

 口から摂取したたんぱく質が分解・吸収されるまでに通常は3~4時間かか
りますが、それを30分で補給可能にしたのが味の素の独自技術「アミノバイ
タル」です。

 ちなみに、医薬品としてのアミノ酸は、手術後の患者の栄養療法などに不可
欠なものとなっており、味の素は世界のアミノ酸輸液市場で約6割のシェアを
握ります。

 今回、ロンドン・オリンピック日本代表選手団専用として独占的に供給され
たアミノ酸サプリメント「アミノバイタル」GOLD〈ロンドンスペシャル〉
は、過酷な練習やトレーニング後にアスリートたちが感じる「きつさ」、それ
によって継続した運動実施に支障をきたすという課題を解決するために筑波大
学との共同研究で開発された製品です。

 オリンピック終了後に筑波大学が学術的な見地からアミノバイタルの有効性
をまとめるとしており、今は非売品で手に入りませんが、8月27日から全国
で発売されるそうです。

明日から帰省ラッシュが始まります。高速道路の下り線は11日・12日が
混雑のピークで、上りは14日・15日と予想されています。

 ところで、グルメ情報サイトを運営する「ぐるなび」が、首都圏(東京都、
神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の人に、実家・地方の親戚への東京土産は何
を買っていくか聞いたところ(3つまで選択可)、下記のような結果になって
います。

  【男性】

   1位 東京ばな奈            38.7%

   2位 ねんりん家のバームクーヘン    20.2%

   3位 舟和の芋ようかん         20.2%

   4位 虎屋の羊羹            15.3%

   5位 ガトーフェスタ・ハラダのラスク  11.8%


  【女性】

   1位 ねんりん家のバームクーヘン    34.9%

   2位 東京ばな奈            29.6%

   3位 ガトーフェスタ・ハラダのラスク  18.2%

   4位 ピエール・エルメ・パリのマカロン 15.5%

   5位 東京ラスクのシュガーラスク    14.9%


 「東京ばな奈」はデビューから21年が経過し、東京土産としてすっかり定
着しました。今年は東京スカイツリータウン限定のひょう柄ばな奈「東京ばな
奈ツリー チョコバナナ味」も登場し、バリエーションを広げています。

 「ねんりん家のバームクーヘン」はここ数年で台頭してきた新興勢力で、広
い年代の女性に支持されています。ちなみに、「東京ばな奈」も「ねんりん家
のバームクーヘン」も製造元は同じです。

梅雨明けと同時に厳しい暑さに見舞われた影響で、熱中症で搬送される人が
急増しています。

 熱中症の予防には水分の補給が欠かせません。暑くも寒くもない状態で、蒸
発や排泄などによって成人が1日に失う水分量はおよそ2.5リットル程度と
言われています。

 失った分を補うためには、1日3食の食事中に含まれるおよそ1リットルの
水分を差し引いて、1.5リットルは飲料から摂取する必要があり、暑い日や
汗をかいた日にはプラス1リットル、合計2.5リットル程度の摂取が望まし
いとされています。

 水分や塩分の補給のタイミングは、「まだ大丈夫」とか「汗をかいてないか
ら」といった感覚に頼っては絶対にダメで、程ほどの量を、意識的にこまめに
補給することが大切です。

 なお、水分補給を手軽なコーラやスポーツドリンク、清涼飲料水などに頼る
と、糖分の過剰摂取になる可能性があるため危険です。

 一度に大量に糖分を摂取すると血糖値が上がり、血糖値が上がると本能的に
それを薄めようと水分を欲して喉が渇き、喉の渇きに任せてさらに甘い飲み物
を飲むという悪循環に陥ってしまいます。

 そうなってしまうと血糖値が上がった状態になり、血糖値を一定に保つイン
スリンの働きが一時的に低下。症状が悪化しますと意識がもうろうとしたり、
とつぜん昏睡状態に陥ることもあるそうです。

 ペットボトル飲料のがぶ飲みから起こることが多い急性の糖尿病であること
から「ペットボトル症候群」と呼ばれており、水分や塩分の補給を意識する一
方で、糖分を摂り過ぎないよう注意が必要です。

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